MacBook、MacBook Air、MacBook Proが一斉にモデルチェンジしました。
MacBookの大きな変更点は次の3点です。
- アルミ削り出しのボディ
- NVIDIAのチップセット
- 新方式のトラックパッド
1.は、MacBook Airとほぼ同じ構造・デザインのものです。上質感があり、強度も高いと思われます。コストはかかりそうで、おそらくAppleのようなワールドワイドで一定のシェアがあるメーカーが全ラインアップで使うくらいの量を生産しないと見合わないのでしょう。
厚さ2.41cmという数値はMacBook Airの1.94cmとは5mmも違いませんが、全体が同じ厚さなので、実際の印象はかなり違うはずです。旧モデルの2.75cmに比べて薄くなったのは、新しいボディよりもディスプレイのLEDバックライト化の方が貢献していると思います。
2.は、主にグラフィックス性能の向上がメリットです。AppleがNVIDIAのチップセットを使うのは初めてです。元々Appleは部品を一社に頼るのを嫌う傾向があり、グラフィックチップもNVIDIAとATIの両方を使ってきました。そのうちにCPUもAMDとIntelの両方を使う日が来るかもしれません。
3.は、ただ奇をてらっただけではなく、操作性の向上があるはずだと思います。もっともこれは実際に試してみないとわかりません。
発表前の噂では大幅に安くなるという情報もありましたが、旧モデルが値下げしただけで、新型はそれほど安くなっていません。昨今のNetbookの台頭による低価格化の流れには乗らないという選択のようです。
MacBook Airはマイナーチェンジで、チップセット以外は小規模な変更のようです。CPUのクロックもほとんど変わっていません(実際には、新世代のチップになって多少性能が向上していると思われます)。
自分の使い方ではグラフィックス性能は必要ないので、買い替えはしません。
MacBook Proは15インチモデルのみモデルチェンジしました。変更点はMacBookとほぼ同じです。
MacBook Proは元々単体のグラフィックチップを持っていましたが、今後は性能がほどほどで良ければチップセット内蔵グラフィックスのみを使って電力節約を図ることができます。将来的にはHybrid SLI(HybridPower)やOpenCLにも対応してくれることでしょう。
(2008/10/16追記)
現状の動作も(その呼称は使っていないらしいですが)Hybrid SLIであるようです。ただしMacの場合、切り替え時に一度ログアウトが必要な点が違います。
なぜ「7」なのか――次期Windowsの命名についてMSが説明(ITmedia)
次期Windowsの製品名が「Windows 7」に決まりました。それまで使われていたコードネームと同じです。ただしコードバージョンは「6.1」だそうです。
6.1ということは、Vista(バージョン6)と7(同6.1)の関係は2000(同5)とXP(同5.1)のそれと同じであることを示唆しています。すなわち新しいWindowsは、基本的な部分はVistaを受け継ぎ、それをブラッシュアップしたものであると。
見方を変えると、「7」と仮称を付けてはみたものの、どうやらMicrosoftにとってコードバージョンというものはマーケティングの都合で変えてはいけない神聖な数字ということだったようです。
でも、次(コードバージョン7)はどうするんだろう?
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