ATOK＋英語キーボード＋カナ入力でのトラブル

　ATOKと英語キーボードを使って、カナ入力モードで日本語を入力しています。ええ、わかっています、少数派^3です。

　それはともかく、この組み合わせで、入力した文字（ひらがな）をF11キーで英数記号文字に後変換しようとするとキーボードに刻印されているものとは違う文字に変換されてしまうことがあります。たとえば、英語キーボードの「2」の記号部は「@」なので、Shift＋「2」で「ふ」を入力し英数変換すると、「＠」になるはずが「”」に変換されます。
　ATOK2005でこの現象を発見し、その時はサポートセンターに問い合わせて解決したのですが、2008にバージョンアップしても同じ現象が起き、しかも2005の時の方法が使えず、再度問い合わせをすることになりました。
　以下に教えてもらった方法を記します。

【ATOK2008の場合】

１．ATOKパレット（ツールバー）で「メニュー ＞ ヘルプ ＞ バージョン情報」を選びます。
　

２．「バージョン情報」ウインドウのタイトルバーで右クリックし、「バージョン詳細」を選びます。
　

３．「バージョン詳細」ウインドウのタイトルバーで右クリックし、「環境設定編集ツール」を選びます。
　

４．「環境設定の選択」ウインドウで現在使用している環境（*印が付いている）をクリックし、「選択」ボタンをクリックします。
　

５．「セクション一覧」で「その他」を選択します。
メニューの「編集 ＞ 設定項目の追加」で項目名「キーボードタイプ」という項目を作成します。
作成した項目をダブルクリックし、値を「0」に編集します。
メニューの「ファイル ＞ 保存」を選択し、設定情報を保存します。
ツールを終了します。
　

６．Windowsを再起動すれば、キーの刻印どおりに後変換できるようになります。

　ちなみに「環境設定編集ツール」は現時点でマニュアル、ヘルプやジャストシステムのサイトには書かれていない機能だとのことです。

【ATOK2005の場合】

　ATOK2005（～2007？）は、AENファイルを編集します。
　AENファイルの名前は「ATOKプロパティ」の「プロパティ登録編集 ＞ プロパティ一覧編集」を選択すると確認できます。このファイルをテキストエディタで開き、末尾に

[その他]
キーボードタイプ=0

と追記、保存し、Windowsを再起動します。

【その他の設定変更】

　ATOKはMS-IMEと異なり、標準ではF9キー、F10キーが「全角英数変換」「半角英数変換」ではないので、カナ入力時にこれらのキーを使う人にとって不便です。そこで、「ATOKプロパティ」の「入力・変換 ＞ 入力補助 ＞ 特殊」の「カナ入力時に無変換後変換で英字置換する」にチェックを入れます。
　（これはドキュメント化されていますが、私はサポートに聞くまで気づきませんでした）

【おまけ・ATOK情報】

ATOK.com（体験版もあり）
さらに便利になった「ATOK 2008」（スタパ齋藤のスタパトロニクスmobile － ケータイWatch）
ATOK 2008を買ってでも使うべき“10の理由”（ASCII.jp）