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2006年8月24日 (木)

AppleがCreativeに敗北?

Apple敗北――Zen特許訴訟でCreativeに1億ドル支払いで和解(ITmedia)

 Creativeが今年の5月、ポータブル音楽プレーヤのユーザインタフェースに関する特許(ZEN特許)をAppleに侵害されたとして訴訟を起こしました。

 今回、上の記事の見出しによるとAppleが負けたとなっていますが、本当にそうでしょうか。

記事によると和解の内容は以下のようです。

  • AppleはCreativeに1億ドルを支払う。
  • Creativeが他社にもライセンスを供給した場合、Appleは支払金額の一部を回収できる。
  • AppleはCreativeが最近取得した特許を自社の製品に使用できる。
  • Creativeは「Made for iPod」プログラムに参加し、iPodの周辺機器を販売する。

 まず、AppleはZEN特許を侵害したという争点に反論できず、その結果は(他の特許と合わせて)1億ドルとなったわけですが、それはAppleにとってはこのくらいの金額です。

iPodの広告に膨大な金額をつぎ込むアップル(CNET Japan)

 次に、この手の訴訟ではクロスライセンス(お互いに特許をライセンスし合う)契約で和解する事がよくあるのですが、今回はAppleが一方的にCreativeの特許のライセンスを受け、例えばクリックホイールがZENにも搭載されるようなことにはなりませんでした。
 また、「Made for iPod」の製品を作るということは、言い換えれば自社製品の競合を助けるような物を作るということです。

 要するに、CreativeはZENやMuVoでiPodと対抗することをあきらめて現金を手にした、という見方ができると思います。だから、訴訟自体はAppleの負けでも、大きく見るとむしろCreativeが負けたように私には思えるのです。

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